突然ですが、普段音楽を聴くとき何を使って音楽を再生していますか?
普段お使いのスマートフォンで音楽を聴く人は多いですね。ただ、スマートフォンで音楽を聴いているとバッテリーの消費が気になったり、もっといい音質で聞いてみたいと思うことがあると思います。そこで活躍するのが音楽プレイヤーです。
こちらの記事では
・そもそも音楽プレイヤーとはなにか
・音楽プレイヤーの選び方
・専門店おすすめの音楽プレイヤー
などなど、イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」が音楽プレイヤーについてご紹介します!!
音楽プレイヤー(DAP)とは
音楽再生に特化した専用の音楽プレイヤーのことを「デジタルオーディオプレイヤー」と言います。
「DAP」と略され、広義ではデータ音源をアナログで再生できる機器の全般の事です。音楽再生をメインの機能とする専用機器のことですね。最近のスマートフォンもほとんどのものがイヤホンやヘッドホンを接続して、内臓の音源やWEB上の音源をストリーミング再生できますが、DAPは前述のとおり「音楽を再生することに特化した機器」なので、スマートフォンのようにきれいな写真を撮ったりはできないですが、スマホのバッテリー消費を気にせず、高音質の音楽再生が可能です!!
音楽プレイヤー(DAP)の選び方
音質の違い
メーカーやプレイヤーごとに、音の特性は異なります。低音がしっかり出てきてくれるものやボーカルなど中音域がきれいなものなど、プレイヤーによって音の性質は変わります。プレイヤーは形や色、大きさに違いがあるのはもちろんですが、そのサウンド傾向も機種によって大きく変わってきます。プレイヤーごとに個性があるので、好みの音を探すのも楽しいですね!
音に違いが出る要素
・メーカーによる音の傾向
・普段使っているイヤホンやヘッドホンとの相性
・再生できる音源や筐体の素材
機能面で決める
プレイヤーには様々な機能が搭載されており、再生環境や使用用途によって選ぶことができます。ちょっとした便利機能から、この機能があるから購入したいと思うような魅力的なものまでたくさんあります。
・USB DAC機能
PCやスマートフォンなどとUSBケーブルで接続し、接続した機器の中で再生しているものをデータごとプレーヤーに転送し、プレイヤーの音でそのデータを再生できる機能です。
・Bluetoothレシーバー機能
上述のUSB DAC機能をBluetoothを使用し、無線で行える機能です。Bluetoothで転送するため、USBで接続するより音質は下がってしまいますが、ケーブルで接続しないため、フレキシブルな運用が可能になります。
・LINK機能
メーカーによって呼び名は様々ですが、スマートフォンとプレイヤーをBluetooth、Wi-Fiなどで接続し、スマートフォンをリモコンとして使用することで、遠隔でプレイヤーを操作できる機能です。プレイヤーは常にバッグやポケットに入れたままで選曲が可能なため、大変便利です。
価格帯で決める
音質や機能面も大切ですが、自身のご予算やプレイヤーとの相性もあるため価格帯もプレイヤーを選ぶ際に大切な要素となります。価格帯によってプレイヤーの傾向も変わってくるため、それぞれご紹介していきます。
・1~5万円
プレイヤーの中ではお求めやすく、持ち運びしやすい機種がそろっています。最初の一台や、出先でも使いやすいコンパクトな機種が欲しい方にお勧めの価格帯です。
・5~10万円
音質はもちろん、機能性にも優れた機種が多くあります。メーカーごとの特性なども色濃く出てくるため、音質に妥協したくない方や普段の音楽鑑賞をレベルアップさせたい方にお勧めの価格帯です。
・10万円~
さらなる高音質を味わうことができ、自宅でゆっくり聴きたいときはもちろん、出先でも良質な音楽が楽しめる機種があります。機能面も充実してる機種がほとんどで、この一台にこだわりたい方へおすすめの価格帯です。
音源で決める
普段どんな音楽サービスで音源を聴いているかで、プレイヤーを選びましょう。音楽ストリーミングサービスをプレイヤーで聞く場合はAndroid搭載のプレイヤーやストリーミングに対応したプレイヤーが必要になります。
・ストリーミングで聴く
月額料金を払うことで、豊富な楽曲を利用することができる音楽配信(サブスクリプション)サービスで、音楽を聴く方が増えています。プレイヤーやスマートフォンに入れていない音源もすぐに楽しめるメリットがあります。ストリーミングサービスを利用したい場合は、そのプレイヤーが対応しているか確認することが大切です。
・データを落とす
購入したCDや・ダウンロードした音源を直接プレイヤーに取り込み、再生する方法があります。ハイレゾ音源など容量が大きい分失った情報が少ないため、より良質で細かい音まで再現してくれます。
イヤホン(ヘッドホン)の接続方式
接続端子の違い
DAPには音質向上を目的としたバランス端子と呼ばれる特殊な端子が搭載されている場合があります。このバランス端子は、2.5mmと4.4mmの端子があり、3.5mmアンバランス端子と呼ばれている一般的なプラグとは穴の径が異なります。接続する端子によっても音質が変わります。
3.5mmアンバランス
スマートフォンや携帯ゲーム機等、幅広い機器が搭載している一般的なプラグです。このプラグが標準となるため、ほぼすべての音楽プレイヤーに採用されています。
イヤホン、ヘッドホンの機種や、楽曲、プレイヤーそれぞれの相性、聴く人の好みによって、総合的にアンバランスのほうが好きな音になる場合もあります。
バランス接続端子
【バランス接続による効果】
①左右間の音が混ざる現象が減り、音の分離感が強まり音場を広く感じる事ができる
②ノイズキャンセリングと同じ仕組みを利用してノイズを軽減
③+側と-側それぞれにアンプが繋がり駆動するため、少ない負荷で大きい音を出すことができる
【2.5mmバランス】
Astell&Kernが広めた形式で、ポータブルオーディオにバランス接続という概念を持ち込んだのがこの2.5mmです。他の端子に比べて小さいので、コンパクトで持ち運びがしやすい機種などで使われる事が多い端子です。
【4.4mmバランス】
仕組みは2.5mmと大きく変わらず、上記の二つよりも太いので耐久性に優れているのが特徴です。「SONY規格」といわれることも多いですが、元々はJEITAという協会が規格を定め、日本ディックスがいち早く開発に着手したものを初めて採用したのがSONYだった、という流れで広まった規格です。
機能について
音楽プレイヤーの強み
スマートフォンは、音楽再生以外の様々な回路により音の再生に使う回路のスペースも限られ、内部で発生するノイズも多くなります。
対して、音楽プレイヤーは、音の出力を上げるアンプや音質を左右する「DAC」と呼ばれるパーツ等の機器や、専用機器ならではのこだわりで、より質の高い回路を搭載しています。
ここでは音楽プレイヤーを選ぶ上で必要な要素を簡単に解説していきます。
【DAC】
・音質を左右する重要な部分です。
・使用しているDACの種類や搭載数、回路などによって音が変化します。
【操作感】
・ストレスなく使用できることも音楽を楽しむうえで大切な要素です。
・ストリーミングなどを使用する方は要チェックです。
【出力端子】
・3.5mm出力以外に、『バランス接続』が可能なものもあります。
・使用したいイヤホンやヘッドホンの端子が搭載されているか確認しましょう。
【メモリ】
・音源を買う方や外で音楽を聴くためにダウンロードなどをする場合、重要な要素です。
・本体に直接保存する「内蔵メモリ」とmicroSDカードなどを使用する「外部メモリ」に分けられます。
・外部メモリーの認識には最大容量があり、その容量を超えるメモリーカードは使用できないこともあります。
【ストリーミング再生】・スマートフォンのように他社製のアプリ(ストリーミングサービスなど)を使用できる機種もあります。
・対応しているアプリケーションも機種によって異なります。
・使用したいアプリケーションに対応しているかチェックしましょう。
【ファイル形式】
・音楽プレイヤーは、FLAC/WAV/MP3等など様々な拡張子に対応しています。
・FLAC/WAV等のファイル形式にはCDを超える情報量のハイレゾ規格のデータも存在します。
【ハイレゾ】
・音源によってはCDの約3倍~6.5倍の情報量になります。
・ハイレゾ音源を再生するためには、ハイレゾに対応した音楽プレイヤーである必要があります。
・ハイレゾにも情報量のグレードがあるので聴きたい音源の情報量を最大限再現できるか確認しましょう。
専門店おすすめのプレイヤー
ここからは専門店イチ押しの製品をご紹介します!お求めやすいコスパ最強プレイヤーから、高音質と高性能を兼ねそろえた究極のハイエンドモデルまで幅広くご用意いたしましたので、是非ご覧ください!
ACTIVO (アクティヴォ) ACTIVO P1
シンプルなデザイン。シンプルなサウンド。余計な味付けをせず、比較的音源そのままを忠実に再生してくれる印象。音のレスポンスが良く、アタック感が必要な楽曲でも十分に再生してくれます。筐体は手に収まりやすいサイズでとても軽いです。Bluetooth5.3なのでBluetoothレシーバーとしても安定します。バッテリーも20時間と外出時でも安心。シンプルなデザインで近未来的にもレトロポップにも感じられる、男性でも女性でも使えるプレイヤーです。
iBasso Audio (アイバッソ オーディオ) DX180
静寂の中で解像度の高いサウンドを楽しめるDAP
音質は、一つひとつの音の輪郭がハッキリとしている印象。特に高音域の明瞭度が非常に高く、細かな音までハッキリと聴こえてきます。ホームユースを想定した端子の配置をしており、自宅でPCに接続してUSB DACとして使用したり、充電器に接続しながらの音楽再生が快適に行えます。低価格帯のDAPやUSB DACと比較するとワンランク上の解像感を味わえるDAPです。
HiByMusic(ハイビーミュージック) R4
高性能 × 低価格=エバンジェリズムの出発点HiByR4は、性能と価格のバランスを重視し、HiFiサウンドを手軽に楽しめるコストパフォーマンスに優れたモデルです。ユニークなデザインはサイバーパンクやメカ、スペースオペラなどの要素を取り入れています。最大DSD256およびPCM32bit/768kHzのネイティブ再生をサポートしています。HiByの優れた技術を詰め込んだHiFiサウンドDAPです。
FIIO(フィーオ) M23
M11Plusシリーズの最新世代モデル
M23は、デジタルオーディオプレーヤーの中核モデルとして定評のあるM11Plusシリーズの最新世代モデルです。DACにはAKM製フラッグシップ・セパレートシステム「AK4499EX+AK4191EQ」を採用し、アンプにはTHX特許技術アンプ「AAA-78+」を採用しています。ホームユースも見据えた「DESKTOP MODE」を新たに実装し、最大1000mWもの大出力を実現しました。あらゆるシーンで最適な使い方を可能にするユーザビリティの高さも特長です。
Cayin(カイン) N3Ultra
Cayin独自の第3世代の真空管回路
Cayin N3UltraはミリタリーグレードのRaytheon製JAN6418真空管(NOS)を搭載し、3つの音色を持つDAPです。DACにはデュアルAK4493SをMonoモードで搭載し、また3.5mmシングル、4.4mmバランスおよびラインレベルのアナログ出力で真空管とソリッドステートの両方の音色を体験することが可能な音楽の楽しさを追求したコンパクトなプレーヤーに仕上がっています。
HiBy Digital (ハイビーデジタル) M300
幅広い用途で使用できるユーティリティDAP
M300はHiByが手がける様々な使い方ができるユーティリティDAPです。DAPとして有線接続はもちろん、ワイヤレスでも高音質を楽しむことができます。スマートホンと接続することで、スマートホンからDAPの機能を操作でき、TWSの中継機に使用することで、ポケットに入れたままM300を操作し、高音質コーデックをワイヤレスで楽しむことができます。その他にもポータブルアンプと組み合わせたり、レコーダー、スピーカーにゲームと幅広い用途で使用できるユーティリティDAPです。
SONY (ソニー)A300シリーズ[NW-A307] [NW-A306]
もっと手軽にいい音を
手のひらに収まるほどのサイズ感で取り回しに優れたDAP。AndroidOSを採用しており音楽サービスアプリも楽しむことができます。USB-DAC機能が新たに搭載され他のデバイスと接続しDACアンプとして使用可能に。DSEE Ultimate機能も強化され有線、ワイヤレス、音楽アプリを問わずアップスケーリングされるようになりました。音はとても素直という印象を受けました。音の輪郭を丁寧に整えてクリアに再生してくれます。特定の帯域に対して不得意はなく自然に表現されます。
SONY(ソニー)「NW-ZX707 C」
優れたポータビリティと音質を
携帯性は問題ないくらいの手のひらで握れるサイズ感。長方形のやや角ばった筐体で、3.5、4.4mmジャックそれぞれが金のパーツで覆われており高級感を醸し出しています。音は低域の厚みと迫力に長けたサウンドが特徴的。解像度感がありつつナチュラルな帯域バランスで、綺麗にまとまっています。
SHANLING (シャンリン) M0Pro
ポケットひとつで高品質なサウンドを持ち歩こう
M0Proは前機種(M0)からサイズ感は変えず、シングルエンドとバランスの双方を1つにまとめた独自設計の3.5mmコネクタを実装して、バランス出力を実現しています。超小型・軽量なボディで、あらゆるシーンにおいて高品質な音楽体験へと導きます。また、小型なボディには、650mAhのバッテリーを搭載しており、連続再生時間は最大で14.5時間と外出時のパートナーとしても十分な動作時間となっています。
2023/9月にはe☆イヤホン限定カラー「Silver」も登場しています!
Astell&Kern (アステルアンドケルン) A&norma SR35
手軽に持ち出して楽しめるポータブルオーディオプレーヤーA&norma SR35は、高音質・コンパクト・長時間再生のポータブルオーディオプレーヤーにおける3つのキーポイントを高次元で両立したモデルです。A&normaシリーズ初となるQuad DAC構成の採用とDACスイッチングモードの搭載、そしてフラッグシップラインで採用された新世代アンプ技術と最新UI/UXの搭載により、2段階ゲインコントロールによる高出力化、驚異的なS/N比と低クロストーク、約20時間の連続再生を実現しました。A&norma SR35は、真のHi-Fiサウンドを手軽に持ち出して楽しめる新世代スタンダードのオーディオプレーヤーです。
FIIO(フィーオ) M15s
可搬性と据置オーディオ製品クラスの機能性を両立
M15sは、FIIOのハイエンドDAPとして高い評価を獲得した「M15」をベースに、新開発の「第二世代DC給電モード」を搭載することで、オーディオ性能を飛躍的に向上した後継モデルです。本製品にQC3.0 / PD2.0規格に対応する充電器と、これに対応するUSBケーブルを接続することで、オーディオ回路への電源供給量が飛躍的に増加し、チャンネルあたり最大1200mWの高出力を実現します。また、DACチップをFiiO製の現行ハイエンド製品への採用実績が豊富なESS Technology製フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」へと変更し、SoCを「Snapdragon 660」に刷新することで、圧倒的な処理の高速化を実現しています。
Astell&Kern (アステルアンドケルン) KANN ULTRA
KANNシリーズの集大成
『KANN ULTRA』は、Astell&Kernのプレーヤーで最高峰の出力と、ヘッドホン出力とプリアウト/ラインアウトをそれぞれ回路とアンプ設計ごと分離した「トリプル出力モード」の搭載、最新のOcta-CoreプロセッサーとUI/UXにより、優れた操作感とサウンドパフォーマンスを楽しむことができます。
ESS社フラッグシップDACのES9039MPROをデュアルDAC構成で採用し、PCM 768kHz/32bit、DAD512のネイティブ再生、最大16VrmsのデスクトップHi-Fiオーディオレベルの超高出力サウンドを提供する4段階のゲイン設定と、リアルタイムアップサンリングDAR機能により、接続したあらゆる高解像度なヘッドホンやヘッドホンをクリア且つ余裕を持ってドライブします。
SONY (ソニー) NW-WM1シリーズ [1AM2] [1ZM2]
NW-WM「1AM2」とNW-WM「1ZM2」の違い
【1AM2】
煌びやかな印象が強く、脳内で響きわたるようなサウンドのプレイヤーです。どちらもポータブル可能なサイズ感ではありますが、持ち運び、移動中に楽しむならこちらの方が軽量で適していると思います。音楽を聴くのは断然イヤホン派、という方には「1AM2」がオススメです。
【1ZM2】
音の粒も精度が細かく、描写力が高いプレイヤーです。スケールが大きく、より生々しい音楽を楽しむことが出来ます。持ちやすいのですが、ある程度重いため、室内での使用に適している印象です。組み合わせるなら、大型のしっかりしたヘッドホンで、落ち着いて部屋で音楽を聴くことが多い方にオススメです。
アルミ切削筐体モデル NW-WM「1AM2」
無酸素銅切削筐体モデル NW-WM「1ZM2」
最後に
いかがでしたか??
今回はいつもの音楽をより良い音で聴ける「デジタルオーディオプレーヤ(DAP)」についてご紹介しました!
今回ご紹介した商品は、e☆イヤホン各店でお試しいただけます!今回ご紹介した製品以外にも多数のプレイヤーやイヤホン、ヘッドホンを取り扱っておりますので、お気軽にお立ち寄りください!
また、WEB本店では各製品のレビューも掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
e☆イヤホンの各実店舗では、完全ワイヤレスイヤホンを含め、さまざまなポータブルオーディオ製品を自由に試聴ができます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。